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こちらは管理人が観た各作品感想と日常呟き専門頁

9月中旬~下旬の映画&ドラマ感想
2016米映画【沈黙 -サイレンス-】監督:マーティン・スコセッシ氏
江戸時代、キリシタン弾圧が続く日本で宣教活動していた神父が棄教した手紙がポルトガルに届いた事から始まる、幕府のキリシタン弾圧の様と、処罰を恐れ日々過ごす日本の隠れキリシタン、彼等の願いの下で棄教した師を探しに来た二人の若い神父達のお話しです。キリシタン弾圧は一般的な知識しかないですが、学校で教わってた時に頭に浮かんだイメージが「魔女狩り」処罰と同じだったのだけは覚えてる。
前情報なしで映画観る前は、キリシタン弾圧(=異国人弾圧)が始まった日本で、逃げ遅れた異国人の一人が侍精神を身に付けていく話かと思えば全然違っており、弾圧の様とキリシタンや神父達の苦悩の日々が容赦なくリアルに描かれていた気がします。
この映画を見て思う事は、やはりどの時代にも「我が身可愛さ」で全てを捨て、人の信頼をも用意に裏切れる人間はいるんだなぁ~の一言で、自分もまた同じ状況下では、そういう人種に変貌する可能性のある一人になるのを実感。ただ、いくら歴史で起きた事実を題材とした一人の神父の生き様を描いた映画だとしても、この手の拷問映像や裏切り行為等が苦手な方には、余りお勧めしたくないかな・・・という感じの痛さを伴う映画でした。

2018.9.21地上波特別ドラマSP【Aではない君と】原作小説:薬丸岳氏
こちら原作読まずしてドラマ鑑賞しました。こちらの作品は子を持つ親なら誰しも「我が子だったらどうするか」・・・と考えさせられるのではないかと思います。
簡単なネタバレですが、未成年時代に友達を殺した息子の真実を紐解いていく都度、親はその場その場で何を考え行動していたかを描いており、最終的に前科者で大人となった我が子を案じ、犯罪者の親としての伝える思いで締め括った作品です。
まぁこの主人公の息子が親友を手にかけたのは、親友の独占欲の強さから出た小さな誤解で始まった苛めのせいなんですけどね。「どんな事情があるにしろ、苛めた人間を殺していい理由にはならない」と言ってた犯罪者側弁護士の言うのは最もでしたが、殺された子の苛めは、些細な動物愛護とも無縁な人間より小さな命への惨殺であり、その被害動物の中に主人公の息子のペットがいたとなれば・・・犯罪を犯した側の少年が発した「人間は殺しては駄目で、動物は良いの?」の問いかけには同じ気分になりました。自分が可愛がってたペットが苛め材料に使われ屈辱的な怒りが生まれ、自分が拒絶続けても最後は脅されてやらされた行為の結果、可愛がってたペットが亡くなったとしたら・・・一番最初にそいつを拒絶出来なかった弱い己や、誤解を聞いてもくれない裁判ごっこの犯罪者役に仕立てたかつての親友に対し、様々な感情が交差する中で後悔を通り過ぎ、相手への怒りの念が強く生まれ心は壊れ、冷静な思考を失い犯罪を犯す事もあり得るだろうとおもう。
まぁ、そんな感じの重い物語ではありますが、この作中登場人物を自分のリアルで当てはめていった場合、貴方ならどう考えどう行動し、どう我が子を更生させるか・・・本当に感がさせられる作品でした。

2018.9.22地上波特別ドラマSP【乱反射】原作:貫井徳郎氏
恐らく一般社会で誰しも一度は犯してるであろう、些細な怠慢意識からの小さな罪が偶然重なり、不遇にも大気風力の関係で、ベジーカーに乗る子供に街路樹が倒れ込み、亡くなった事から始まる、その子の父親の心崩壊期間を描いた様な物語でした。こちらも子を持つ親としては考えさえられる作品で、鑑賞する側の性格によっては責任の擦り付け合いで、誰も自分の小さない怠慢心をこれっぽっちも反省いてない点にイライラしたりムカついたりするかもしれません。かくいう自分も、怪我した子供の受入を最初に拒否した医者と、犬のフン始末で主人公サトシ(演:妻夫木聡氏)と窓口で言い合ってた市役所役員には、ヒールで蹴り捲りたく成る程にムカついた。でも、誰が悪いかの白黒つけることは出来ない(結果が同じだとしても、事故が起きた場所に一番近い病院が受入拒否した事実は不味いとは思う)不遇な事故だった訳で、奥さんはそれを素直に受け入れ誰も責めず、残った自分は子供の為にも真摯に生きて行こうと努力してるのに、旦那様の方が子供の不慮の事故という警察の調査結果を受け入れられず、誰かに責任を抱えさせたがってた。まぁ、それだけ我が子の死を認めたくなかったんだろうけど。それでも最後は旦那様も目が覚め、夫婦二人生活に戻るのだが・・・その夫婦も社会で小さな罪(二人の場合、家庭ゴミを施設駐車場ゴミ箱に不法投棄)を犯してるよと言うラストでした。
個人的意見に簡略にまとめるなら、100%完璧な正義感を持つ人間等、現実現代社会には存在しないを映像化した物語でした。
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