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こちらは管理人が観た各作品感想と日常呟き専門頁

読書2冊の感想と訃報
朝井リョウ氏著【もういちど生まれる】 
簡単に言うならば、恋愛絡みの人生とは何ぞやを、各章で繋がりのある人物を用い主人公を変え、如何にも学生さんが悩みそうな青春物語が数本書かれておりました。自分が学生なら凄く共感出来た内容なのだろうが・・・既に社会人〇十年経過後の枯れ始めてる専業主婦じゃ・・・「若いさ故の悩みだよな」と苦笑。でも、今時の若者はこういう感じでこんな事を悩むんだ~という・・・現代っ子の未来想像参考にはなりましたね。読んでて感心したのは、意外と登場人物皆が自分の人生についてマジ思考で色々考え込んでる描写がある事で・・・これは自分学生時代と逆な思考であり、明らかに平成と昭和の景気と就活問題と関連してるのかな・・・と思いましたね。たまに若手作家さん作品を読むと、成程・・・と考えさせられる点もあるのは確かですね。

売春島【最後の桃源郷】渡鹿野島ルポ 
タイトル通り・・・非合法な手段で一世風靡した経緯がある離島の、知る世代は知る、知らない世代は知らない島の過去と現在の実態を解る範囲で赤裸々に綴られている一冊で・・・こういう裏商売情報に抵抗ある方には不向きな一冊かもしれません。
読んでてコレマジかい?と疑わしいと思う事も多々あったのですが、それは筆者もインタビューした当初感じた事で記載もあり、この内容全てが過去に現実に行われていたとなると(新聞切抜記事とかあるので現実なんでしょうね)、好景気前後からの都市部以外の人達の生活模様、又、好景気後に衰退する建物と地域に関しての行政態度に対し「う~ん」と考えさせられる一冊です(最終章に書かれてる行政の一件がね・・・)。
で、個人的にショック受けたのは、自分が社会で出る頃にはこの手の職業が割と近い離島で警察にも暗黙の了解的に成り立ち、バブル繁華街と同じ賑わいの同時代があり、それを利用されてた男性も多々居たと言う事ですね。当時の自分は学生時代にバイト経験もない(小遣いで一月ヤリクリしてた)、世間知らずの耳年増(父が九州から札幌に飛んでる経緯でススキノ等の話とか聞いてた)ではあったが、そういう職業も現実味を感じてなかった頃でしたから。今考えたら、その島で美味しい思いした男性と、普通に仕事上電話やりとりや飲み屋とかで会ってるかもしれないと考えたら、年上知人男性でも疑いたくなる訳で・・・これはショックだ。で、次にショックだったのは、その場で働いてる女性の思考。家出人とか本人に借金があるからという理由ならともかく、「男性の為に身をすり減らして働く」=「自分が惚れた男の為だから」と言う感覚が・・・そういう思考もたれる女性が危ない稼業男性と交際関係だった女性だったとしても、惚れた相手の為でも身売りは御免被りたい思考が強く、100%も自分を捧げれきれない思考が強い自分的には理解出来なかった(冗談か嘘か未だに解らないが、ある一人には「ビデオ撮って売ろう」と言われ即答で却下した)。
男の人は簡単に思うかもしれないが、女性が身を商売道具にするって相当なテクと体力が必要だと思うんですよね。相手の男性を自分が選べれる訳じゃない以上、変態プレイ好きや絶倫者もいる訳なんだからさ。まぁ・・・車内とか特殊な場所でなく床の上と言う点ではマシですが、若い20代や比較的に性欲強い30代前半なら兎も角、やはり自分的には一日に何人もの相手をすると言う稼業は・・・大金や男の為と言えど真似は出来ないですね。でも・・・読んでくうちに、そういう思考でその仕事されてた彼女達の方が凄く純粋な恋心を持ち、相手の為に・・・という古来日本女性らしい相手に尽くす面も持ち合わせてたんだろうなぁ~と言う気持ちにはなりました。自分では絶対出来ないその様な風俗やられる方に対しては、素直に自分が嫌がる仕事をしてくれるのだから有難い存在だと思うのですが、超潔癖な男に屈服するの嫌な女性向上意志が尋常なく高い、超お堅い女子に言わすと(昔の友人に一人いた)、その商売自体と買う男に対し別の辛辣な言葉が出そうですね。
で、島全体の過去のシステムと言うのは、考え方によれば場所が離島の昔の風俗街だったと言えなくもない。今は各地のバブル時代繁華街と同じで、身売り風俗店とは無縁な健全な島になりつつある様ですが、実際自分は目にした事もないし行った事もないし、興味本位で行く場所でもないし行く気もありませんが・・・現在、それなりの開発者の手により日々現代に見合う島に再生しようとしつつあると願いたいですね。
このルポ本読み終えると売春と言う稼業と、それで島民達が潤ってた云念観念より、バブル景気と言うのが本当に怖いものと言うのがよく解ります。 誰もがお金持ちで賑やかだった時代と今の時代・・・この離島に限らず全国各地でバブル以降衰退してる場所と稼業(風俗に限らず)は色々あり、本土の街中でもバブル時期に流行ってた風俗店が減ってる(別の形のは繁栄中)のも事実です。某所風俗店に比較的に詳しかった知人に過去、その方が知ってる風俗稼業が減ってる事についてどう思うかと聞いた事ありますが、「風俗店廃業によりお金払っての性欲のはけ口手段がなくなり、一人での処理で間に合わず性犯罪に走る若者も増えた気もする」とは言ってました。その時、自分の事を振返り「手に入らない芸能人や二次世界の人間を追い続け身近な男性で手を打たない、彼氏とSEXしようとしない女達の方が犯罪犯すきっかけを作ってると言いたいのでしょうか?」と、意地悪な事を聞き返したかは不明だが・・・確かに自分がそれなり年令成人男性だった場合、触らせてもくれないやらせてもくれない彼女は要らんとなるかのかもね。で、その会話の締めは「女性が社会進出するのは良いのだが、それに伴い身持ちが年々堅くなりつつあるのは、正常な男からしたら困り者」とハッキリ言ってた気がした。だから本書である方が語られた、「世の中にはああいう商売もあった方がいい」と言う意見は・・・あながち100%間違いとは言えないのかな等と少しだけ思いましたが、別の方が語った様に「衰退したままが良い」と言う意見の方が時代に見合った正論で、一般常識的には駄目な物は駄目なんでしょうね。
この本で歴史を紐解いている売春と言うのは生きていくための手段の一つなだけであり、どちらかというとそんな風な地域がある事をサミット開催決定まで知らず、売春以外の手段で島民の生活向上の為に何も手を施そうとしなかった、県自治体や国の態度の方が問題の様な気分になった一冊で・・・如何に、国政機関が都市部中心しか見えておらず、地方情報に疎いかも理解出来る本でもあり、読み終えて色んな視点から考える事が出来た一冊だったと思います。

さて、つい先程YahooNewsで篠沢教授が亡くなられたのを知った。子供時代に大好きだった「クイズダービー」一枠回答者様だった、とてもユニークでTV出演されてる大学教授の中では好きな方でしたので悲しい限り。ご冥福お祈りいたします。
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